2001年のある日、さまざまなご縁がつながっていく中、

地元の中心街にあるアートバーの方につながり、個展のお誘いをいただきました。

NEW YORKの文字の入ったそのお店。

その名前にも感じるものがあり、また当時のご縁の仲間と広がる感動がうれしく、個展を通してどんな感動をそのプロセスで感じられるのかとワクワクし、お受けすることに決めました。

そのご縁はその当時、自分が人生で初めて感動したミュージシャンとのご縁も生み、

その方の音楽を聴く中で、どんどんと自然と個展の構成・コンセプトは生まれていきました。

残念ながら、その個展はその開催前夜、オーナーのいきなりの告知により中止になりましたが、

それでも嬉しかったのが、展示準備が終わったそのわずかの間に

直接は会うことはできませんでしたが、そのミュージシャンの方が観ていてくれていたことでした。

飾りつけに協力してくれた仲間とも呆然とするなか、『この個展はこれでは終わらない気がする』となぜか感じるままそのキッカケになった個展は幕を閉じました。

この作品たちは、その時期に創ったものたちです。

この絵は東芝EMIで開催されたRadio headというアーティストのデジタルイメージングコンテストで最優秀賞をいただきました。

2016.06